本日の坂下組 社員BLOGは、宮崎本社のMEGANEがお届けします。
数年前から、宮崎県の教育関係の会議に参加させていただいており、時に当BLOGでも発信をさせていただいておりますが、今日は、その活動の中で学んだことについてのご紹介をしつつ、多少の私見を述べたいと思います。
(本件、様々な解釈や見方がありますので、あくまで個人の独り言としてお受け取り下さい。)
今年2023年は、文部科学省の中央教育審議会が5年に1度の「教育振興基本計画」(教育の総合計画)策定の年にあたり、今年から第4期がスタートとなりました。
ちなみに、この「教育振興基本計画」とは、学校の教育だけでなく、地域や家庭での教育等も含まれます。
この新しい教育振興基本計画の中で、大きなキーワードとして、「日本社会に根差したウェルビーイング」という言葉が掲げられました。
ウェルビーイング。
聞き慣れない(ブログでは、「読み慣れない」?)方もいらっしゃるかもしれませんね。
この言葉が初めて使用されたのは、1948年に効力が発生した世界保健機関(WHO)憲章の前文です。次のような表現で登場しました。
「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます。」
健康という言葉は、決して身体的な側面だけに留まらない、ということなのですね。
昨今、ビジネス界でもウェルビーイングが注目を集めており、今年の坂下組部門長会議でも勉強会が行われましたが、なぜ今、「ウェルビーイング」なのでしょうか。
論文やウェブサイトを見ると多数の意見が挙がっていますが、それらを一旦遮断して、MEGANEなりに考えてみました。
とりあえず、国内にて注目されるようになった経緯に限定しつつ、辿り着いた答え(仮説)は次の通りです。
と、こんなことを考えました。(繰り返し述べますが、あくまで私なりの考えです)
但し、ここで「自分のため」というキーワードを用いましたが、これはあくまで「自分がウェルビーイングであること」を念頭にしたもので、その「ウェルビーイング」が「社会的によい状態であること」を含んでいる以上、「自分のため」とは決して「自分勝手でいい」ということには繋がらないことが重要です。
さて、前述の通り、今、様々な企業で「ウェルビーイング」を打ち出し、いわゆる働き方改革や健康経営といった手法で、従業員一人ひとりの「ウェルビーイング」な状態の創出に向けた取り組みがなされています。
では、これが企業ではなく、国の教育振興基本計画にて「日本社会に根差したウェルビーイング」が掲げられた意義はどのような点にあるのでしょうか。
それはきっと、「周りの人を大切にして、自分も大切にする」という観点をもう一度見つめ直してほしい、というメッセージが込められているのだと思います。
周りの人を大切にする、とは利他の精神。これは、学校生活の中だけでなく、モンスターペアレント問題などにも見られる、保護者を含めて啓発が必要なのではないでしょうか。
自分も大切にするとは、増加の一途をたどる児童生徒の自殺率を受けて生れ出た考えです。
そして、学校教育とは別にある社会教育の観点からは、宮崎県を軸にしたときに…
がポイントなのでは、と考えました。
そして、今回のキーワードとして、ウェルビーイングが掲げられたということは、「社会教育の発展が県民のウェルビーイング(良い状態)を生み出し、ウェルビーイングが持続・進化すれば、一層社会教育が発展する」という循環が求められているのだと思います。
坂下組 社員BLOG史上、一番とりとめのない、not-well-beingな文章になってしまいましたが、ウェルビーイングという言葉に少しでも関心をもっていただけましたら幸いです。
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