借景とは、日本庭園や中国庭園における造園技法のひとつです。 庭園外部にある山や樹木などの自然物等を、庭園の背景として取り入れて一体化させたもので、限られた庭園のスペースに背景を取り込み、非常に奥行きのある景観を形成することが出来ます。 先日、仙巌園へ行ってきました。 雄大な桜島と錦江湾を借景に取り込んだ大名庭園として有名ですが、残念ながら曇り空だった為、観光案内などでみるような景色は見る事ができませんでした。
明治時代に道路ができる以前は、仙巌園と道路を隔てる生垣はなく庭の先がそのまま海になっていたそうです。 まさに絶景ですね。 残念ながら、日本三名園(兼六園・後楽園・偕楽園)にはなっていませんが、借景をうまく活用した大名庭園の一つだと実感できます。(晴れていればですが)
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