今年の2月より施工していました、椎葉村の鹿野遊集水井戸の現場もようやく完成しました。
この工事は、地すべりが想定される箇所に、直径3.5m、深さ15mの集水井戸を掘り、 地すべりの原因となる地下水を抜く工事です。
その為に、井戸より地すべり面に向かって集水ボーリングを放射状に設置します。 全部で26本、3段で行いました。
また、井戸からはその水を排出するために、排水ボーリングを設置しています。
なかなか水脈に直接当たることは難しいのですが、徐々に水の道ができ、排水できるようになります。
これにより、滑り面の摩擦抵抗が高まり、また排水することで、水の重量も除くことができ、 地すべりを抑えることができます。
最後に、集水井戸の周りにフェンスを設置する工事が残っていますが、 メインの工事は無事完了しました。
これにて鹿野遊集水井戸の現場報告を終えます!と言いたいところですが、 最後に、こちらの現場で使用した重機で、見た目が少しユニークな重機を紹介させてください!
この重機は、カニクレーンと言う、小型のクレーンです。 足を自由に曲げたり伸ばしたりできるため、狭いところで活躍します。
その名の通り、カニの足のような特徴を持った重機ですが、なんだか愛嬌があって可愛いですね(笑)
完成検査を迎えるまでは、まだまだホッとできないかもしれませんが、 現場を担当したO生主任、お疲れ様でした!
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