師走第一土曜日、坂下組宮崎本社社員は、とあるプロジェクトの本番を迎えた。
兼ねてから構想が温められ、満を持してようやく走り出したこのプロジェクト。
初年度となる今年は、検証を兼ねた緩やかなスタートを目指すこととなる。
メンバーは、資材調達から壁に直面していた。
事前に想定されていた調達ルートでは、予算内で求められる成果を十分には上げられないことが判明。
しかし、その後提案された別ルートでは、デザイン面における社内の一部ニーズを満たせないこともわかった。
数日後、予算と時間と質と量を秤にかけ、社内議論で導き出された結果に基づき調達された資材。
そして12月5日(土)に、その封が切られ、メンバーは作業の最終段階に着手した。
総務部の精鋭により短時間で決着するだろうと思われたこの作業。 しかし、完成が近づくに連れて、その仕上がりの高みを貪欲に目指し始めたメンバーは、仲間と意見を交わし、安全性や将来性すらも見据え、思考と試行を繰り返しながら、徐々に「その時」に近づいていった。
一旦の作業完了後、運用面での更なる改善さえも目指し、「時限装置」も導入したことで、今年度の当プロジェクトは無事、着地点に至った。 そして、酉の刻(午後5時〜)を迎え、時限装置が発動した「その時」…。
パッ
坂下組宮崎本社前に、イルミネーションが灯された。(写真では、どうも光がわざとらしいが…)
そう、このプロジェクトとは本格的な冬を迎えるにあたり、老松通りに新たな灯りを彩ろうという計画であったのだ。
初年度ということもあってささやかではあるが、ぜひ近辺を往来する際にはこの灯りを探してほしい。
以上、この作業を体験して、今後イルミネーションを観賞する際には、尊敬の念を以て堪能すると心に誓ったMEGANEがお届けしました。
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