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古くから、建築物は多かれ少なかれ何かしらの影響を都市に与える物です。 アテネのパルテノン神殿、 バチカンの大聖堂、バルセロナのサクラダ・ファミリア、枚挙に暇がないくらい、建築史にはその例がたくさんあるわけですが、現代建築として建設当時、建築界に物議をかもしだした作品がこちら
ビルバオ・グッゲンハイム美術館。
デザインしたのは鬼才と謳われる建築家、フランク・O・ゲーリー氏。
この話題性抜群の建築は年間100万人の観光客を呼び込み、スペインの廃れた一工業都市、ビルバオのイメージを一新したそうです。
実は我らが宮崎にも建築インパクトの系譜があったりします。
遡れば西都原古墳群までいけますが、現代建築で言えばやっぱりこれでしょう。
オーシャンドーム。未だに『世界最大の室内ウォーターパーク』として ギネスブックに掲載されている様ですが、この建築物がその後、どれだけ残念な扱われ方をしているかをご存知の方も多いはず。。。
建てられた当時は 「こいつで宮崎の閉鎖状況を打開してやる!」 って意気込みあったでしょうが、おかげで宮崎人はより一層冒険できなくなってしまいました。。。
それに取って代わって、現在宮崎で絶大なる影響力を持つ建築物がこちら。
イオンモール宮崎。
まさに宮崎の商店街にとって黒舟的存在でありまして、このイオン周辺がここ数年で異様に発展したのを 目の当たりにしてきた県民も多いのではないでしょうか。
建築的に見ると無難な感じが要所要所に見られますが、それが宮崎が出した一つの答えなのかもしれませんね。
さて、お蔭様で閑散気味の宮崎市の市街地。どうにか建築インパクトで盛り上げようと、現在着々と施工が進んでいる建築物が一つ。
宮崎駅西口という最高の立地に、新たなスカイラインが築かれようとしていまして、我が社の社員にもがんばってもらっています。
1階と2階には、バスセンターや飲食・物販などの店舗、4階から7階はオフィス、8階から14階にJR九州ホテルが入る予定です。
2011年、秋に完成予定。 宮崎駅西口の建築インパクト、今後の動向に注目です。
余談ですが、文頭でご紹介したゲーリー氏。
彼を追ったドキュメンタリー、 『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』がDVDになっています。
彼が建築をデザインする過程や考え方、 彼を取り巻く様々なジャンルの人達のインタビューも交え、
見ごたえある作品になっています。
彼の建築が好きな人にもそうでない人にも、お薦めしたい一作。
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