Bauhaus Dessau, Germany Dessau 1926
バウハウス デッサウ校、ドイツ デッサウ、1926
モダニズム初期、デザイン界に旋風を巻き起こした学校があります。
その名も「バウハウス (Bauhaus)」
ヴァルター・グロピウスという人が初代校長になり、
彼自身が設計した、このデッサウ校と周辺の住宅群は今や世界遺産に登録されています。
特筆すべきはこのカーテンウォール。
硝子が壁を覆っている建物が今は当たり前のように見かけますが、
当時はかなりセンセーショナルだったようです。
このスタイルがのちに世界的に受け入れられ、
インターナショナル様式と呼ばれるようになりました。
内部には教科書でしか見たこのとがないような洗練された家具が置かれ、
上手にプランニングされた、豊な空間が広がっています。
ちなみにこのグロピウスさんは来日も果たされています。
当時の日本はまだ古典的な西洋建築に憧れる風潮があったらしいのですが、桂離宮を案内した時に「ここにはバウハウスが求めていたすべてがある!」的なお言葉を頂いたそうで、それから日本人建築家達は、ようやく本格的に日本建築の研究をするようになったという話を聞いたことがあります。
しかしこのデッサウという町、なかなかの田舎町なのですが、こんな田舎から世界のデザインを牽引していたことに正直驚きました。
なので宮崎もやればできんるんじゃないかな〜って思っちゃいますよね。
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