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土用の丑の日

投稿日:2011/07/21

日本では土用の丑の日に、暑い時期を乗り切る栄養をつけるために鰻を食べる習慣がありますよね。
ウシの日なのに、なんでウナギなんだろう??と思っていたあの頃。
食べ始めれば、美味しいからどうでもいっか〜と流して大人になってしまいました。

では改めて、なぜ、土用の丑の日にウナギをたべるのか?について豆知識です。

・通説
(平賀源内説)
商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため源内の所に相談に行った。
源内は、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、
「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。
すると、物知りとして有名な源内の言うことならということで、その鰻屋は大変繁盛した。
その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したという説。

実際に鰻以外には、梅干や瓜などを食する習慣もあったようだが、今日においては殆ど見られない。
実際にも鰻にはビタミンA・B群が豊富に含まれており、夏バテ、食欲減退防止の効果が期待できる。
ただ、鰻の旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、
秋から春に比べても夏のものは味がおちるのだそう。

・その他説
(春木屋善兵衛説)
土用に大量の蒲焼の注文を受けた鰻屋、春木屋善兵衛が、
子の日、丑の日、寅の日の3日間で作って土甕に入れて保存しておいたところ、
丑の日に作った物だけが悪くなっていなかったからという説。

(蜀山人説)
鰻屋に相談をもちかけられた蜀山人こと大田南畝が、
「丑の日に鰻を食べると薬になる」という内容の狂歌をキャッチコピーとして考え出したという説。

(丑=鰻二匹説)
平仮名で墨汁を使って毛筆で書いた「うし」と言う文字が、まるで2匹の鰻のように見えたからと言う説。

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