社員BLOG

ホーム >  社員BLOG >  コンクリートとアスファルト

コンクリートとアスファルト

投稿日:2013/07/12

普段通っている道路はほとんどアスファルト舗装ですよね。
でもたまーにコンクリート舗装の場所もあります! 例えばトンネルの中などです。 ではなぜ2種類あるのか。コンクリートとアスファルト、それぞれの利点を活かして使用場所を分けるんです。

まずは『アスファルト』について

・砕石、砕石の粉、アスファルト乳剤を加熱混合した合材のことで、目的箇所に舗設しローラーで転圧します。
転圧が終われば短時間(施工から2〜3時間)で通行可能となります。弾性にすぐれ、車両通行時の騒音や振動が少なくて済みます。
昼・夜・季節による温度変化に伴う膨張・収縮を素材自体が吸収してくれるので、目地(継ぎ目)を作る必要がありません。
さらに、広範囲の施工になると施工単価が安く、補修が容易で維持管理もしやすいです。
デメリットとして弾性に優れている反面、摩耗しやすく耐久性がないため、数年〜10年で打替え工事が必要となります。
耐油性にも乏しいので、ガソリンスタンドなどの油脂を扱う場所には向きません。

次は『コンクリート』について
・砕石、砂、セメント、水を練り合わせ、固まらないうちに目的の場所に使用します。 トンネルなどは明るさの問題などから、固まると白くなるコンクリートが採用されることが多いです。
また、耐摩耗性が高く、迂回路・片側通行・通行止め等で打替え施工が困難なトンネルでは定期的な交通遮断の可能性の低く、補修の可能性も低いコンクリートが採用されます。
しかし、デメリットとして、所定の強度に達するまでに期間を必要とし(最低でも1週間)車輌などが通行できるまで時間がかかります。温度変化による膨張・収縮が激しく、これを吸収するために一定間隔で目地(継ぎ目)が必要となり、それが車輌通行時に振動や騒音につながります。
強度を保つために鉄筋や金網などを入れる必要があるので、広範囲の施工になると単価が高くなってしまいます。

最近では、トンネル内なども白っぽい砕石や白っぽいアスファルト材を使用し、補修が簡単なアスファルト舗装を採用する場合も多いようです。
またコンクリートかな?と思っても、アスファルト舗装の隙間にセメントミルクというものを流し込んだ『半たわみ性舗装』というのもあるんだそうです。
2つの利点を合わせたものですね。ちなみに高速道路の料金所などに使われているみたいです。

少し長くなってしまいましたが、解りましたか?高速道路などのトンネルはコンクリート舗装が多いような気がするので、次回通る際に、アスファルトとの違いを比べてみてください☆

カテゴリ

アーカイブ

坂下組について 事業紹介 工事実績 お知らせ 採用情報 社員BLOG 資料ダウンロード お問合せ