今日は椎葉村で施工中の、尾平トンネルの現場報告をしたいと思います。
現在、尾平トンネルでは、最後の工程となるトンネル内のコンクリート舗装工事を行っています。
トンネルの中の舗装は、ほとんどがコンクリート舗装となります。
コンクリート舗装は一般の道路のアスファルト舗装に比べ、少々割高となるのですが、 コンクリートは耐久性があり、たわんだり陥没したりしません。
また色も白く、暗くなりがちな トンネル内を明るく保つ効果もあります。 コンクリート舗装は、生コン車で運搬してきたコンクリートをスプレッダーと言う機械で均等に広げます。
これは、お好み焼きで使うようなヘラを機械の下に付けて、クルクルと回転させたり前後させたりして、 コンクリートを均していきます。
この機械のオペレーターの腕次第で舗装の出来が左右されます。それくらい重要な役目を持っています。
その後、コンクリートフィニッシャーで精密に高さを調整し、
このような一連の作業ですが、やはり最後は、人の手で入念に仕上げて行きます。
コンクリートはほぼ一日で固まりますが、固まってからは膨張収縮を繰り返すため、表面にクラックが 発生しやすくなります。
その為、コンクリートがある程度固まったら、カッターで舗装表面を切ります。
これで膨張収縮によるクラック発生が抑えられます。
また道路中央には、誘発目地と言って、クラックを発生させる三角形の木の棒を敷いていきます。
これは、コンクリートの膨張収縮の圧力を一点に誘導させる役割を果たします。
その後、目地材を注入しラインを引いたら、コンクリート舗装完了となります。
工事全体が完了しましたら、また報告をしたいと思います。
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