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今押さえておきたいDXのキホン

投稿日:2021/02/22

DX。
皆さんは何と読みますか?

「デラックス」と読みたくなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、近年では「デジタル トランスフォーメーション」の略として、DXと表記するのが主流となっております。

なぜ略称がDXなのか。まずは、その確認から始めましょう。

これは英語特有の習慣に由来します。
そもそもトランスフォーメーション(transformation = 変化、変形、変質)は、trans(越える、横切る、通過する、貫く)とformation(構成、編成、構造等)が組み合わさっている語です。

そして、もう1つ「越える」を意味する英単語にcross(クロス)というものもあります。
crossを象徴するアルファベットがXであることから、crossと同じ意味を持つtransもXと表されるそうです。

従って、Digital TransformationもDXと略されている、という理屈。

ただ、これまでデジタル化の話題においては「IT(化)」が用いられてきたのに、なぜここにきて「DX」が叫ばれるようになったのでしょうか。
それは、同じデジタル化にあっても、その目的に違いがあるからです。

DXが目指すところは、これまでのIT化のように、既存の方法・流れ・様式をデジタル化のではなく、デジタルを活用して、「社会を変容」させる点にあります。
ちなみに、経済産業省によるDXの定義は次の通りです。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

(※DXには世界中で様々な定義があります。)

 

では、DXを推進するとどうなるのか。
経済産業省では、「DX実現シナリオ」というものが描かれており、うまくいくと2030年には実質GDP130兆円超の押し上げが実現できると見込まれています。

しかし、一方で悲観的な観測も。

DX実現シナリオと当時に、「2025年の崖」という予測も発表されており、日本の「既存システムの複雑化・ブラックボックス化及び老朽化」と「人材不足」により、DXが実現できなかった場合、2025年以降最大12兆円/年の経済損失が生じる可能性がある、といわれております。

皆さん、経産省の定義にもある通り、DXは次代の「優位性」を勝ち得るための変容なのです。

デジタルな社会はとっつきにくいと思う方もいらっしゃるでしょうが、ぜひしなやかな頭と前向きな心と絶え間ない勉強で(うっ)、何としてもDXの実現に動き出してみましょう!

本日のブログは、宮崎本社のMEGANEがお届けしました。

 

参考資料:
METI DX – 経済産業省のデジタル・トランスフォーメーション(DX)
経済産業省 DXレポート
経済産業省 DX推進ガイドライン

 


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