先日「キオビエダシャク」の大発生のニュースが報道されていました。
そんな蛾の発生の話しをしていたら、本社の階段のところに飛んでいるのを発見。
こんな道路沿いを飛んでいるなんて、本当に大量発生してるんですね。
そこで、キオビエダシャクについて検索をしてみると、
キオビエダシャク(黄帯枝尺、学名:Milionia basalis)シャクガ科のガ。
イヌマキの害虫として知られる。幼虫はシャクトリムシ様の外見をし、頭や尻、側面は橙色、他の部分は灰色と黒色の斑模様。幼虫は食樹が丸坊主になるまで葉を食い荒らす。
成虫は濃い紺色、羽根には黄色の帯があり、この帯が名前の由来。
南西諸島に多い蛾で九州でも生息域を拡大させている。
産卵はイヌマキの粗皮の隙間に行われ、10日程度で孵化し約1ヶ月で5cmに成長すると土中に潜り蛹になり、成虫は約2週間で産卵し一生を終える。
イヌマキ由来のイヌマキラクトンやナギラクトンなどの物質を体内に蓄積することで、鳥などの補食から逃れている。
・・・とのこと。
このキオビエダシャク、年に3〜4回もの産卵するらしいのです。
年2回程度の消毒では追いつかないとの消毒業者の方の叫びが報道されていました。 防除法としては、現段階では薬剤散布によるしかないようです。
幼虫は振動に敏感で糸を吐いて懸垂するので、このような特徴的な発生を確認したら、幼虫に対する薬剤散布を実施をオススメします。
8月の成虫の発生に注意し、発生が多い場合、9月の全葉を保護するために8月末〜9月の第3世代幼虫発生期に防除を徹底するのが防除の基本とのこと。
樹木を守るために、防除の夏が始まりますね。
しかし、南西諸島に多く生息していた蛾が九州にまで発生し始めるなんて、温暖化は恐ろしいです。
人間が温暖化を進めてしまったがために生息域の変わる動植物。そして害虫として駆除されてしまう。
人間の作ってしまった環境で生まれ死にゆく命があるということをきちんと考えていかないといけませんね。
我が家ではを蛾退治のため、虫取り網が購入されていました。
蛾を追いかけて庭を走る父。頑張っているのでしょうが、なんだか笑える光景です。
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