今朝、トンネル貫通というニュースをお知らせしました。 トンネルについて上司と話していたら「トンネルには山の掟があるんだよ」とのこと、貫通するまでの間に女性は立入ってはならない等色々あるからちょっと調べてみろ!!と言われました。
調べてみました。
トンネル工事というのは女人禁制です。
江戸時代初期、幕府の公布した「御山定書五三ケ条」の中にも“不浄ノ婦人出入無用ノコト”と禁止事項があるそうです。
山を支配する神様は女性神で、掘削中の山に女性を入れると山神さんが嫉妬して事故が起きるとされているそうです。
他にも山の掟として今も言い伝えられていることがあります。
例えば
・口笛を吹くな。(犬がはしゃぐので事故が起きる)
・入坑時には、飯に味噌汁をかけて食うな。 (犬が欲しがって吠えるので、山がゆるむ)
・槌と槌を打ちあわせるな
・ほおかむりするな
等色々あるようです。
中には、単に禁忌と言うよりは、仕事に対しての気構えと言うか、注意を促しているようにも受け取れます。
「口笛を吹くな」は、気のゆるみを戒めているように取れますし。
「味噌汁をかける」という仕草は、仕事に向かうときの余裕の無さを表現している様に思います。
昔からトンネル工事は危険と隣合わせだったので、女性が入ってきて気のゆるみが出てしまうということかもしれませんね!!
無事に貫通して良かったです。
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