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本日は、宮崎本社MEGANEがお届けします。
坂下組では、先週から今週にかけて、2班体制で3泊4日の社員研修旅行が実施されており、私も一昨日まで第1班として参加しておりました。
その報告をさせていただきたいところですが、第2班の渡航が控えておりますのでネタバレしないよう、その模様は後日どなたかにお届けしていただきます。(他力本願)
さて、今日は5月24日付記事「洗濯表示」でも取り上げられた、消費者庁が昨年の12月より実施している新洗濯表示について、
「国内外で表示の統一」という点をもう少し掘り下げてみようと思います。 そもそもこの洗濯表示は、JIS規格によって定められています。
JISとは、Japanese Industrial Standardの略で、和名は「日本工業規格」。工業製品の生産・流通・消費の便を図るために制定された統一規格なのです。
JISマーク
繊維製品のメーカー毎に洗濯方法を伝える手段が異なると、家庭での洗濯やクリーニングをする上で大変不都合が生じます。
その事態を想像いただければ、大切なことは足並みを揃える、という必要性がお分かりいただけるでしょう。
そして、本題でもある今回の洗濯表示改正。これは、JISとISOの統合が図られたために生じた変更です。 また、新しいアルファベットが出てきました。
ISO。
これは、International Organization for Standardizationの略で、「国際標準化機構」を意味します。
先ほどお伝えした「JISによる国内での工業規格の統一」の活動を、国際的に、工業に限らず取り組んでいる機構である、とお伝えすればわかりやすいでしょうか。
実は、洗濯表示に関する国際規格(ISO3758)というものが既に存在していましたが、これまで輸入品を日本国内で販売する場合、
上記JIS規格が定めた日本独自の表示に付け替えなければならなかったのです。
それが、この度(といっても約半年前ですが)、洗濯表示に関する新JIS規格がISOの内容に準ずることとなり、国際標準と足並みが揃ったことになります。
ですから、新しい洗濯表示がなかなか馴染めない(のは私だけ?)のも、あらゆる国の方々に共通して伝わるように作られたものだからなんですね。
もしかしたら「国際標準になんて合わせなくていい!」「ISOはなんて迷惑なことをしてくれるんだ!」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、別の例を見ますと、パスポートサイズやクレジット等のカードのサイズの比率もISOで定められたものなんです。
このお陰で、海外旅行でクレジットカードを出しても、渡航先のお店でクレジットカードを読み込んでもらえるわけですね。
(画像はお借りしたものです)
ちなみに、当社も認証を取得しているISO9001、ISO14001。 ISO9001は品質マネジメントシステム、ISO14001は環境マネジメントシステムの国際規格です。
つまり、当社は、組織としてよい製品(構造物)を提供する仕組み、環境への影響に配慮した事業活動を管理する仕組み
に関する国際規格の方法に準じて業務にあたっているわけであります。
と、まとまりなく長々と語ってしまいましたが、この洗濯表示の改正を通じて、国際的にスムースな物事の流れを作るため、
そして国際的に認められた方法として胸を張って事業活動を行うため、統一的な規格を作っていこうとする世界の動きが垣間見えてくるわけです。
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