ヒストリーハンター次長です。
今日は無事に橋台工事が完成した小戸之橋にまつわる話。
. 通称「オドバシ」と呼ばれていますが、 グーグルマップで見ると「小戸之橋」と書いてあり、 実は名称に「之」が入っていることを 知っている宮崎市民は以外と少ない。
. そしてさらに知られていないのが 本物の「小戸橋」が別に存在していること。
場所は宮崎市役所から小戸神社へ続く 小松川に架かる小さい橋です。
. 宮崎市内に残る「小戸」にまつわる話はなかなか興味深く、 現在の「小戸町(大淀川河口左岸側)」に かつての「小戸神社」は鎮座しており、 1662年の地震による津波で水没。
橘通東3丁目付近に移るも橘通りの改修工事でさらに遷座し、 現在の鶴島の位置に落ち着いたと言われています。
近所に「小戸小学校」もあるため、 この二つの「小戸」の地名に戸惑う人も多いとか。
. 今回工事で携わらせて頂いた「小戸之橋」 一時は日本一長い木造の橋だった時期もあったようですが 台風災害などで何度も流されたようです。
しかしながら先人達は街の発展のため 苦労しながら技術を磨き、その努力が積み重なって 今、また新たに生まれ変わろうとしています。
目に見える社会資本の整備を生業とする我々は その都市の歴史をどうしても上書き保存しがちです。
しかしながら都市の発展は長い長い歴史で成り立っており、 決してその背景をないがしろにしてはいけません。
そんな目には見えない部分も大切に これからもモノづくりに励みたいものです。
. 今日の心がけ 目に見えないものを大切にしましょう。(○○の教養風w)
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