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作品紹介

投稿日:2010/06/24

宮崎本社の玄関には、現代陶芸家 伊藤五惠さんの作品が展示してあります。
現在展示しているのは、「磚」(せん)という作品です。

【甦る磚の造形】
日々、希望を持って生きたいという願いを「磚」に発想をえて制作

東京国立近代美術館工芸課主任研究員 諸山正則氏によると・・・
磚は中国古代の建築物の床材や壁面に張られたタイル様のものだが、空間的には人の生活居住の内面側へと向うシーンにあり、伊藤は「いえ」に通じる新たに「生きる」イメージを得ているのであろう。

〜新宿髙島屋 「甦る磚の造形 伊藤五惠展図録」より〜
磚・・・焼いた煉瓦のようなもの 磚や煉瓦を壁材に使用した建築は中国には多いが、高温多湿の気象条件では壁材は呼吸する木材のような素材の方が適しているため、日本では珍しい。
また、地震、台風の多いわが国では磚造の「鋼構造」より木造の「柔構造」の方が安全で、その証拠に、釘を殆ど使わず、木組みの繋ぎ目に余裕を持たせた五重塔の技術が生かされた柔構造の高層建築が「霞ヶ関ビル」である。
ところが、超高層建築ともなると柔構造では建物が風で揺れ、高層階の住民が船酔い症状になるため鋼構造の建築方式が技術的には解決されている。

といった情報がインターネットで検索するとヒットしました。
また、「磚仏(せんぶつ)」という凹型に粘土を詰め原型像の形を写した技法の情報も。
磚仏は、中国から渡来した技法だが、飛鳥時代に始まり天平時代で終わりを遂げている。
磚仏で金堂などの壁を覆いめぐらし荘厳された寺院「磚仏寺院」の多くは白鳳時代に造営されたが、残念ながら現在は1ヵ寺も存在しない。
磚は、家や仏といった、身体や心を休める空間に使われているのですね。

ぜひ本社へお越しの際は、磚という作品から心や身体の安らぎを感じてみて下さい♪ 四角いのに、コロンとしたフォルム。ふんわりした作品ですよ!!
あくまで私の感想です!!

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