明日、１９日は、衆議院選挙の公示日です。
今でこそ、満１８歳になれば、自動的に選挙権を獲得できますが、私たちが今の選挙権を得たのは意外と最近だったのは、ご存知でしょうか？
今日は、選挙権を獲得した歴史について簡単にご紹介したいと思います。
まず、１８８９年に直接国税１５円以上納める２５歳以上の男子に選挙権が与えられました。
ちなみに明治３０年（１８９７年）頃の小学校の教員やお巡りさんの初任給は月に８～９円ぐらいだったそうです。
当時、選挙権は全人口の約１％と実質的にはお金持ちだけに限られていました。
その後、政治に、まったく意見を言えない事に疑問を持った人達が、全国に普選運動を起こし、各地で、集会やデモが行われました。この運動は、議会での否決や、政府の弾圧により、一時停滞しましたが、１９２５年に納税額が撤廃され、２５歳以上の男子が選挙権を持つようになりました。
しかし、この時点でも、女性には選挙権はありませんでした。
その後、ついに、１９４５年に、女性にも選挙権が与えられ、満２０歳以上の男女が、選挙権を持つようになり２０１６年に今の選挙制度となりました。
私たちが持っている一票は、先人が命を懸けて闘った血と汗の結晶です。
選挙権獲得に尽力した、先人たちに想いを馳せ、是非、清き一票を投じましょう。
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