先週末から花粉がピークで辛すぎます。
少しお高めのティッシュを家から持参し、数十分に一度くらいは鼻をかんでいる気がするんですが、今年の花粉は例年に比べてかなり多く感じるのは私だけでしょうか・・・
さて、本日3月3日はひな祭り
ご存知通り、ひな祭りとは女の子の成長を祈るために行われる行事です。
ひな人形は子供に降りかかる厄(よくないこと)を身代わりに受けてくれるとされています。
最近は様々な住宅事情により、お雛様とお内裏様のみのシンプルな雛人形を飾る家庭が多くなってきましたよね。
その反面、七段飾りなどの雛人形を見る機会が減ってきたのではないでしょうか。
今日はそんな七段飾りの雛人形の登場人物についての豆知識を書きたいと思います。
皆さん、具体的に雛人形に登場する人物たちはどういう役割をもっているのかご存知ですか。
しっかり、ちゃんとした役割があるんですよ。
・三人官女…お姫様のおつきの女官で、楽器を奏で、歌を詠み、家庭教師もこなします。
真ん中の女官はちょっと年上で、あとの二人は若い女性といわれています
・五人囃子…元服前の貴族の師弟で、才能を認められると元服後に宮中で、取り立てられたりということもあり、
結構真剣だったようです。元服前なので髪型も少年の髪型になっています。
・右大臣と左大臣…別名随身(ずいしん)矢大臣ともいわれ、お殿様のおつきの男性です。
お殿様と一緒に行動し、時には恋の橋渡しなどもします。向かって右が左大臣でおじいさん、
向かって左が右大臣で若者です。
・仕丁(じちょう)…宮中の雑用係で身分が低い分、怒った顔、泣いた顔、笑った顔とそれぞれ豊かな表情をしています。
ちなみに、最初に書いた「三人官女の真ん中の官女はちょっと年上」とありますが、正確に言えば、真ん中の官女のみ、既婚者なんだそうです。真ん中の官女をよく見ると、眉毛がなく、お歯黒なんです。
この時代の既婚女性は、眉毛を剃って、お歯黒をつけるというのが習慣だったそうですよ。
我が家にも、もう何年も箱の中で眠っている、七段飾りの立派な雛人形があるのですが、今日出しても、ひな祭りが終わっちゃうので、母と相談して、来年のひな祭りには、久々に出してあげたいと思います。
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