土木工事の現場監督を務めています。
工事の流れとしては、まず、受注後に現場に赴き、図面を見ながら工事の進め方を検討。施工計画書を作成して発注者に提出します。
その計画の了承を得て現場が始まると、完成検査で合格するまで、安全面や原価、仕上がりの正確性等、工事のありとあらゆることを管理していきます。
約半年から1年の施工期間の中、様々な業務がありますが、プロジェクトが終わった時の達成感はとても大きなものです。
施工管理の仕事は、常にPDCAサイクルを回していきますが、同じ現場は一つとしてないので、場面場面での課題解決能力が試されます。
特に土木は、水との勝負。水の処理一つで仕事の難易度が大きく変わるのですが、こればかりは掘ってみないとわかりません。そういった点からも、施工管理では、臨機応変な対応が必要となります。
この仕事の魅力は、工事が完成した際に感じる「何もなかったところに何かを作った」という達成感が一番ではないでしょうか。
そして、建設業という仕事自体が「地域貢献」という点も見逃せません。例えば、砂防ダムなどは人命を守るために必要ですし、道路を造ることによって便利さを感じて下さる人がいます。
自分たちで造ったものが、誰かの役に立てていることは、とても誇らしいことです。
仕事の流れを指示する立場ですので、次の日の仕事が止まらないように、毎月・毎週・毎日達成しないといけないことを常に把握し、先を見越して行動することです。
そして、現場にいる皆さんがスムーズに作業ができるための環境づくりも欠かせません。真剣に仕事をしつつも、時には「笑い」でコミュニケーションを取りながら現場を楽しんでいます。
通常、入社したての頃は、現場監督の指導の下で仕事を覚える日々となりますが、私の場合、入社一年目で現場代理人を務めることとなりました。当然、「自分なんかにできるのだろうか」という思いも抱えていましたが、頼りになる先輩方や仲間の全面的なバックアップにより、少しずつ不安は払拭されていきました。その経験を通じて、一つ大きな山を越えた感じがして、その後の成長に弾みがついたように思います。