持続可能な社会の実現に向けて
1928年、宮崎県小林市に創業した坂下組は、今ほど建設事業がまちづくりの主役になる以前から、地道に建設技術を育み、地域の発展と共に歩みを進めて参りました。
昨今、持続可能性の重要性が叫ばれていますが、これは創業者である坂下政芳が何よりも大切にしていた「長期的な視点を持つこと」に通じます。そのために必要な姿勢は、「誠実さ」と「堅実さ」。90年以上にわたり一貫して守ってきたこの姿勢で築いた礎に立ち、常に果敢な挑戦を続けてきた結果として、現在の坂下組の姿があります。また、私たちが建設事業を通して出逢った素晴らしい人々と、今日まで息の長い関係を継続させていただいているのも、私たちの誠実さ・堅実さを重んじる姿勢に、厚い信頼をいただいているためと信じております。
社会を取り巻く環境と共に、建設会社に期待されることも変化し続けていることを日々実感しています。公共・民間問わず建設事業は、お客様をはじめ関わるすべての人々にとって、時間も費用もかかる大きな挑戦です。私たちは、その挑戦に立ち向かうお客様にとって信頼できるパートナーでありたいといつも願っています。ただ図面を起こし、それに従って施工するだけでは、お客様にお喜びいただくことはできません。地域住民の方々との共創や、環境保全への十分な配慮も求められています。この人口減少の時代に、都市機能を維持するためには、私たち建設業がまちづくりに対し、今まで以上に力強く関与していく必要があるでしょう。
持続可能な社会の実現に向けて、これからも坂下組は地域と共に歩んで参ります。
代表取締役社長 坂下 利一郎